クリニック開業において、内装は
✔︎毎日あなたが働く環境になる
✔︎患者様があなたのクリニックへの印象を左右する
この2点から、非常に重要と言えるでしょう。
私は、不妊治療専門クリニック、医療脱毛専門美容皮膚科、美容外科のクリニックの開業を実際に多数行い、失敗も多数してきた【医師だからこそ】の情報提供をすることができます。
開業コンサルの言いなりになっているあなた、製薬会社からよくわからない内装見積もりを出されて言いなりになっているあなた、何をどうやって開業をしたら良いのかわからないあなた、本当にこの内装業者は適切な見積もりを出してくれているのか、実績は十分にあるのかわからないあなたへ。
私から情報を得ることで、これらの疑問は解決可能です。
当記事では、クリニック内装設計の基本やクリニックの構造、内装のポイントもご紹介します。
Contents
クリニック内装のおおまかな流れ
最初に記載した通り、クリニックの内装は毎日あなたが働く環境にもなりますし、患者様への印象を作る大きな要素になるので、非常に大切です。
絶対に失敗できないもの、それが内装設計なのです。
クリニックを開業するには、以下の作業が必要になります。
内装の図面はいつまでに出来ていれば良いのか?
おすすめは、不動産契約をすすめている最中にもうはじめてしまった方が良いです。
不動産の契約は人気の土地や物件ではスピーディーな対応が求められます。
また、一般的に不動産の賃貸ではフリーレント期間という、工事期間は無料で賃貸をしてもらえる期間を設定してもらえることも多いので、すぐに工事にとりかかる必要があります。
不動産契約をする
クリニックを開業する際、不動産の契約が必要になります。
東京や大阪の首都圏であれば、ビルのテナントを借りて入居するのが一般的でしょう。
地方都市や地方では、一軒家のように戸建てでクリニックを開業するケースも多いでしょう。
不動産契約もさまざまなポイントがありますが、今回は内装に特化した記事にするため割愛します。
不動産は仲介手数料や定期借家契約や家賃などを交渉する必要があります。
契約をすすめている最中に内装業者に図面を依頼してしまいましょう。
医療法人であれば所在地のある都道府県で定款変更許可申請をする
医療法人の分院を作る場合、定款の変更が必要です。
所在地の都道府県で定款変更許可申請をする際に、内装の図面も仮でも良いので必要になります。
この時、内装に問題があれば修正依頼をされます。
つまり、定款を提出する時に不動産を契約し、内装図面も仮でも良いので出来上がっている状態がベストです。
保健所に開設許可申請書を提出する
クリニックを開設をする都道府県で開設許可申請書を提出します。
この時、内装図面が必要です。
内装図面には、各部屋の名称や面積、準備室などが記載されていなければいけません。
クリニック内装を考えるポイント
何科で開業するか
クリニックを多くみてみると、開業をする科によって内装は大きく変わるでしょう。
例えば、小児科ではかわいらしい印象が子供ウケが良いので、そのような内装が多くなっています。
一方、美容外科では、豪華な印象が女性ウケが良いので、そのような内装が多くなっています。
清潔感か豪華感か
この基準も大切です。
清潔感は信頼感、安心感を出すことができるでしょう。
医者という仕事は信頼が第一です。
清潔感を出すことは良いでしょう。
一方、豪華な印象は、自由診療や産婦人科、不妊治療などの保険診療にも向いているでしょう。
患者層が病気ではない方ですので、綺麗な空間で時間を過ごすことができるというのも一つの価値提供になります。
内装業者をどうするか
内装の業者選びは一番大切です。
なぜなら、ぼったくる上にあなたが考えた理想を現実化しないような業者がいるからです。
騙されないためには、基本的には「紹介」で実際にその業者が行ったクリニックを見に行くことでしょう。
クリニック内装で良い業者を選べば解決すること
クリニック内装の法令制限を守って図面を書いてくれる
クリニックの内装は法令で制限がされています。
例えば、廊下の幅、手洗い場の位置や数が問題になってきます。
保健所に内装図面を持っていき、問題がある場合は内装工事をスタートすることができないので注意が必要です。
清潔不潔を分けて図面を書いてくれる
クリニックの内装に詳しくない業者に依頼すると、この問題が出てきます。
受付から処置室までは不潔、準備室から処置室までは清潔、という概念も以外と一般の方はないものです。
後から気付いても時間やお金の無駄になってしまいます。
また、自宅とクリニックを併用する場合には、クリニックと出入り口が分かれていなければなりません。
保健所で指摘のあった場合素早く修正してくれる
クリニックの内装に強い業者でなければ、何をどうなおして良いのかも伝わりにくいことがあります。
開業で忙しい時に、この労力や心労は苦しいものがあります。
はじめから良い業者に依頼することで、このストレスから解放されます。
クリニック内装の3つのポイント
スタッフの動線と患者動線を意識する
スタッフの動きと患者様の動きを、頭の中でイメージしましょう。
この流れがイメージできていないと、とんでもない不便な内装が誕生してしまいます。
スタッフ動線では、スタッフが処置や介助に行きやすい動線、また、休憩スペースや冷蔵庫やロッカーの位置まで決めてしまいましょう。スタッフからは毎日クレームにあう可能性があるので、はじめに徹底的に考えておく必要があります。
普通の内装業者は、作って終わりで私たち医師のことは考えてくれません。
患者動線も重要です。
検温、消毒、靴を脱ぐ場合はスリッパへの履き替え、待合、診察室・処置室への動線を考えましょう。
スリッパにすると、院内の清掃は楽になります。
清掃員を雇うのは色々なリスクも高く、スリッパで済むならスリッパをおすすめします。
空調・電気・水道の設備を整える
電力を多く使用する機械を使用する場合は、これに敏感にならなければいけません。
例えば、医療脱毛を取り扱う場合は200Vの電源が必要になることがあります。
これが、各部屋に必要な場合はそのテナントがどれだけの電力を扱えるのかも重要になってきます。
また、空調も熱を発生するような機械を使用する場合には大切になってきます。
医療脱毛では、熱で機械が止まってしまう場合があります。
私は、処置室全てにエアコンを完備しています。
水道も処置室に手洗いをつける場合にはそこまで水道管を回せるかの確認も必要になります。
トイレに患者様がトイレットペーパー以外のものを流してトイレが詰まる、水漏れするなんてこともよくあります。
水漏れをした場合の対処法までも考えておきましょう。
デザインをあなた好みにする
色々な内装のポイントはありますが、、、
「院長のあなたが頑張れる環境」
これが最も大切です。
あなたが頑張らなければ、クリニックは潰れます。
スタッフの好みを取り入れることも重要ですが、以外とスタッフは裏切りますし、辞めていきます。
私の場合、一番はじめに開業を一緒にしてくれたメンバーが1人を残し全員辞めました。
あなたが好きなデザインに最もこだわりましょう。
クリニック内装の注意点
休憩室の壁を厚くする(声が漏れないようにする)
これが一番大切です。
口は災いの元とはよく言ったもので、聞かれては困ることをスタッフが言ってしまい、患者様に聞かれてしまう場合があります。
リスク管理の一環として、スタッフルームの声は外に漏れないように設計をしましょう。
照明は明るめ
内装デザインにもよると思いますが、私は当初少し暗めの照明にしていました。
しかし、診察がしずらく、結局は全て明るいLEDに変更しました。
これも私が紹介する業者様であれば、私の失敗があるのでどのような明るさが良いのか提案をしてくれます。
トイレに音姫をつける
私は、最初ケチって、音姫をつけませんでした。
すると水道代がバカ高くなってしまい、スタッフの満足度も下がってしまいました。
音姫をつけるだけで解決するので、つけましょう。
お湯も出るようにする
メイクルームなどに水道をつける場合、お湯を出すためには給湯器が必要になります。
私は、最初ケチって、給湯器をつけませんでした。
すると、患者様からこの水道はお湯がでないのかと言われることが多く、スタッフの満足度も下がってしまいました。
給湯器をつけるだけで解決するので、つけましょう。
クリニック内装費用の相場
内装設計の費用
クリニックの内装費用は、内装工事費用の10%~20%程度です。
つまり、3000万円の工事費用であれば300~600万円程度になります。
300万円以上となると、大金ですから、しっかりとした業者に依頼しましょう。
開業時は金銭感覚がバグることが多いので注意が必要です。
内装工事の費用
クリニックの内装工事の費用の相場は坪単価で計算することが多く、30~60万円程度です。
レントゲン室や手術室など、特殊な設備が増えると坪単価は上がってしまいます。
私の紹介業者を使用した場合
あなたの予算に合わせることが可能です。
内装にかけるお金が多いほど凝った内装をデザインしてくれますし、少なければその中で最も良いデザインをしてくれます。
相談・紹介費用
私への相談(web10分もしくは、メールでのご質問1回あたり500文字まで) | ¥110,000(税込) |
内装デザイナー紹介 | 相談1回以上で無料 |
内装業者紹介 | 相談1回以上で無料 |
よくある質問
実際に私の場合はいくらの費用がかかりますか?
ケースバイケースですので、まずはお気軽にご相談ください。
対応していただける地域はどこですか?
デザインに関しては日本全国対応できます。
工事までは応相談になります。
なぜこのような活動をしているのですか?
私たちドクターは、お金について無知である方が多い職種です。
お医者様たちは、日々忙しく大変な仕事をこなしています。
そのお金をぼったくり、詐欺る業者がいます。
その被害者をなくしたいからです。
また、お世話になったデザイナー様への恩返しもかねています。
まとめ
クリニックの内装はさまざまなポイントがあります。
そのポイントを抑えるには、適切な内装業者を選ぶことがポイントです。
クリニック開業のデザインで失敗したくない方は今すぐお問合せください。
お問合せの人数が多い場合は、対応をお断りするケースもありますのであらかじめご了承ください。